おにぃが不登校になった当時は、様々なバリエーションで語りかけました。
優しくしたり、厳しくしたり、楽しい将来を考えたり、
悲観的な将来を考えたり、背中をなでてあげたり、きつく攻め立てたり。
しかし、その頃のおにぃは、どれだけたくさん語りかけても、泣いて布団にくるまるばかり。
この頃が一番辛かったなぁ。
毎朝、「今日はどうする?」
と、1時間こんこん語りかけます。
語りかける方も大変でしたが、それを聞き続ける方も相当辛かったと思います。
息子は根が真面目。
真面目であることや褒められること、「ちゃんと出来る」ことに幸せを感じる子で、周りをよく見て、敏感に察知する子。
だからこそ、低学年まではすごく褒められてきました。
ドヤ顔で私の顔をチラ見するのです。私が喜ぶ事が彼の喜びだったんだろうなぁと思います。
そんな真面目な彼が、「他の人が普通にできていることができない」。
それは相当辛かったと思います。
私も学校が嫌いでした。全校集会の時に、
ここに隕石落ちればいいのに~と考えているけど、
自分で勇気を持って休む事もできず。ただただ言われた事をするのみ。
おにぃは、そんな私よりはるかに悩み、はるかに葛藤し、
はるかに苦しみ、はるかに自分を責めて、
親やおばぁからは今までないほどの否定の言葉を言われ、将来を脅され・・・
相当辛い時間を過ごしていたはずです。
学校に行かないことも、決断なのです。
自分を守る決断だったと思うんです。
当時の自分を思い返すと、そんなにヒステリックになる必要はどこにもなかったのに、何をそんなに焦っていたんだろうと思います。
しかし、我が家始めての不登校。
どうしていいか分からなかったのです。
安心できなかったのです。
つづく…