お友達はいるのに行かない不思議
小5のとき、突然学校に行かないと決めた、いも子ちゃん。
私にとって不思議だったのが、
いも子ちゃん曰く「クラスの女子のメンツは最高」だったのだそうです。
仲の良いお友達がいて、親友と呼べる子もいて、
絶対楽しいであろうに・・・
学校に行かなくなりました。
未だに理由は、私はもちろん本人もわからず。
「なんでやろ~ね~」と言ってます。
不登校あるある。毎日のお手紙
不登校になると、周りのみんなが、すっごく心配してくれます。
先生からは2日おきに電話がかかってきました。
毎日、クラスの女子全員から、
メッセージ(寄せ書き?)が届きました。
それぞれ個性があって、可愛らしくとっても嬉しいのですが、
私自身が「毎日書いてもらって来てもらって、申し訳ない」と
思ってしまっていました。
そして、私は、それを利用して
「ほらみんな来てって言ってるよ!行こうよ!」と
いも子ちゃんに言ってしまっていました。
私でも毎日「悪いな」と思っていたので
きっといも子ちゃんは、みんなの顔が思い浮かぶ分
もっとそう思っていたことでしょう。
なのに行けない自分を、責めていたんだろうなぁ・・・
ただ、この嬉しいメッセージも、
もしなかったら、それはそれで寂しいものだと思うんです。
難しいところです。
熱心な先生に感謝
いも子の担任の先生はとっても熱心な優しい先生でした。
わざわざ家まで来て、いも子の顔を見に来てくれます。
そして、学校に行こうよ!ではなく、
「自分が悪いところがあったのではないか、
こうやって電話したり、おうちに来たりすることも、
本当は迷惑なのではないか、いも子ちゃんに悪影響なのではないか」
そう考え、私に丁寧に確認しながら
配慮に配慮を重ねてくださいました。
いも子の気持ちと私の気持ちを優先してくださいました。
本当にありがたかったです。
それでも、いも子ちゃんは、学校に行かず。
訪れた転機!
ただ、そんないも子にも転機が訪れます。
宿泊学習が迫っていました。
どうする?行く?と聞くと、
んーーーーーと悩むいも子。
クラスのお友達みんなが、
一緒に行こうよ!と誘ってくれます。
そして先生が、キャンプファイヤーの練習があるから
一回見たほうが頭に入るから来たほうがいい、
体育館の2階のトレーニングルームから見ていれば、
誰とも会わずに見学ができるよ。
と、とっても熱心に丁寧に誘っていただきました。
いも子ちゃんも、「学校に行ったほうがいい」という気持ちはあり、
「それでも行けない」という葛藤があり、
でもなんとか、その日だけ送迎付きなら、という条件で
学校に行くことになりました。
担任の先生がついたり離れたりで
体育館の2階から覗いていると、
初めて会うA先生が来てくださったそう。
おしゃべりな優しい笑顔の先生で、
いも子ちゃんも基本おしゃべりなので、
会話が盛り上がります。
A先生は、支援室の先生。
支援室来ますか?と聞かれて暇つぶしに行ってみたそうです。
「思ったより勉強しなくて、遊べるのが良かった」のだそう。
「支援室楽しい。支援室なら行ってもいいかも」と思うようになったそう。
そこから、ゆっくり、少しづつ学校への道のりが始まります。
支援室だけなら行ってもいいかも、ということで、
午前中だけ行くようになり
夕方までいるようになり、
夕方お友達と下校できるようになり…
徐々に徐々に行けるようになってくれました。
行かなくてもいい。
でも、行ってくれそうな気配があれば
超ラッキー!!全力応援!!
といのが、私のスタンスでした。
なにげに負担な毎日送迎…
ただ、朝と下校時は送迎。
下校の時間は仕事を一時抜け出して送迎していました。
うちは父親がいないので、私一人で送迎していたので大変でした。
どうしても送迎できないときは、
実家に来てもらったり…
小学生は一人で帰宅させるってのは学校側はNGなんですね。
そういう細かいところで不登校の親って、
負担があったりするんですよね・・・
それでも、学校に行ってくれるのならば、嬉しいのです!!
でも、なんで、学校に行くってもらえると嬉しいんでしょう…
色々考えましたので、それはまた次回にでも…