前回までのお話
~不登校をつづけながらも、高校受験にチャレンジし、
無事、全日制の高校に入学できたおにぃ。でしたが・・・~
おにぃはおにぃで、学校に行けなかった事を後悔していたようで。
高校から一念発起してがんばりたい!と思っていたようでした。
もともと先述しましたが、理解力のある子なので、
授業に出れば、平均以上の成績で、
多くのボランティア経験で、コミュニケーション能力も高いので、
「不登校だったなんて信じられない」
と言われました。
部活にも入り、お友達もでき、
信じられないくらい順調に高校生活が進みました。
でも、半年が過ぎる頃、
顔がだんだんと暗くなって、
悩んでいる様子が見えてきました。
「いや、まさか」
と思っていたのですが、やっぱり来てしまいました。
不登校。
高校での不登校は、中学とは意味が違ってきます。
欠席が続いて単位を落とせば、進級、卒業ができなくなります。
高校はもう自己責任だからね、と
入学時点で、言ってはありました。
伝わっていたとは思います。
なので、もうあとは本人次第。
突き放して自分で決めてもらおうと思いました。
ですが、本人は学校に行きたいと言うのです。
なのに学校に行けないと言うのです。
これは、かわいそうでした。
そして、担任の先生もとっても熱心でいて、
距離も保ってくださる、本当に良い先生に恵まれました。
同級生の子たちとは、私も仲良くなったのですが、
とても心配してくれました。
本人は、行きたいのに行けない、
プライドが高いのに、それを守れない。
必死でしがみついていたと思います。
各科目、1/3を超える日数を休んだら、単位不取得。
それを、先生は、担当の先生に掛け合ったり会議を開いてくださったり
1/4にまで枠を広げてくださいました。
おにぃの気持ちも、理解してくださり、受けて止めてくださり。
その中でたくさんの提案をしてくださり。
本当にありがたかったです(T_T)
しかし、結局おにぃは、毎日毎日学校に行こうと戦っていましたが、
いけませんでした。
もういいよ、辛いでしょ、戦わなくていいよ、と何度言いました。
こんなに苦しむなら、もうやめよう学校。と言いました。
でも、おにぃはどうしても学校に行きたかったみたいです。
ほんと、、、不思議です。
無常にもおにぃがもがいている間にも、
単位は次々落ちていき・・・
おにぃもついに諦めました。
そして、別の道を考えることになりました。
次回・・・