前回までのお話
~突然、朝部屋から出てこなくなったおにい。
その変調に私は同様し、攻め立ててしまいました~
多くのお母さんがそうだと思いますが、
「うちの子、もしかして不登校になるかも」、なんて
思ってもいないことで、
なので、心の準備も予備知識も全くありませんでした。
なので、私はネットの記事を読み漁り、
いろんな不登校の方の体験記や
先生が書かれた文章から、
「無理に行かせない事」
が、どうやら良いらしい、と行き着きました。
でも、不安は消えません。
いつまで無理に行かせないでいいの?
「休ませれば心が回復して自然と行くようになる」
ほんと?うちの子もこれに当てはまるの?
ただほっとけばいいだけなの?
「うちは突然行き始めた」
これは、たまたま上手く行った例じゃないの?
上手く行かなかった例もきっとあるよね。
ほんとに何もしなくていいの?
不安しかありません。
なので、不安を解消するために、
とりあえず、おにぃにたくさん話しかけました。
HPに書いてあった事、学校に行かない弊害、
私が母として思うこと・・・
多分、かなりウザかったと思います。
布団を頭から被って出てきませんでしたから。
不登校が何日も続いて、
何度か、「明日は行く」
と言った事がありました。
私はすごく喜びました。
ああ、明日から普通に戻れると。
しかし、やっぱり次の日は学校に行けず。
私も「昨日約束したよね!」と強く言ってしまいました。
なんでこんなことができないの?
口には出さなくても、心のなかで思っていたし、伝わってしまっていたと思います。
本人が一番十分に分かっていて自分を責めているはずなのに。
この頃が一番辛かった。。。。
毎朝の押し問答が1ヶ月くらい続きました。
本人も行こうと必死でした。でも、身体が動かなかった。
そして、私も諦めました。
「学校に行かなくていいから、
とりあえず朝、一緒にご飯を食べよう」
と言ってから、だいぶ楽になりました。
おにぃは、これならできました。
渋い顔でしたが、朝、部屋から出てきてくれるようになりました。
そこから、ゆっくり回復していきます。
つづく